国際結婚は本当に幸せ?私がドイツ人彼氏との結婚を迷った4つの理由【体験談】

こんにちは。ドイツ人彼氏と遠距離恋愛中のアラフォー、香月ひなこです。

これまでのブログでは、20代の頃にお付き合いしていた彼との出会いご紹介してきました。彼とは約5年間交際し、結婚の約束までしていたのですが、残念ながらその約束は叶うことはありませんでした。

大きな理由のひとつは、私自身が「国際結婚に踏み出す勇気を持てなかった」こと。

今回は、当時の私がなぜ国際結婚を迷い、結局決断できなかったのか、その背景をお話したいと思います。国際結婚を考えている方の参考になれば嬉しいです。

国際結婚を迷った理由①|ハーグ条約と子供の連れ帰り問題

私が彼と付き合っていたのは2007年~2012年頃。当時ちょうど日本では「ハーグ条約」への加盟をめぐる議論が盛んに行われていました。

ハーグ条約とは、「国際結婚した夫婦が離婚した時、どちらか一方の親が子供を国外に連れ出してはいけない」という取り決めです。

つまり、ドイツで子供を産んでもし離婚することになったら、子供を連れて日本に帰れない…!?

「結婚=ドイツで20年、30年単位で暮らす」という現実が、私にとって大きなプレッシャーになりました。

国際結婚のデメリット②|離婚率の高さと裁判リスク

国際結婚の離婚率は日本人同士のものよりも高いと言われています。

「もし離婚して裁判になったら、私は誰も味方のいない中ドイツで戦うことになるの?」
そう考えると恐ろしくて仕方がありませんでした。。

彼のご両親は本当に優しい方々でしたが、いざりこんとなれば当然彼を支えるでしょう。

対して私の両親は遠い日本。誰も頼れない中で一人戦う未来を想像すると、心が押しつぶされそうでした。

国際結婚の悩み③|言語の壁と文化の違いによる孤独

言語や文化も大きなハードルでした。

仮にドイツ語をドイツ人並みに話せるようになったとしても、日本人の私はドイツ人の価値観に完全に馴染むことはできないのでは…と感じていました。

日本人の「空気を読む」文化に慣れていた私は、ドイツ人のようなズケズケと物を言う価値観に馴染めない気がしたのです。

また当時「後天的に学習した言語は、年を取ると忘れてしまう」という文章を目にしたことがありました。

本当かどうかは分からないのですが、もし彼に先立たれて、老後を一人ドイツで過ごすことになったら…

言葉が通じなくなり、誰からも理解されない孤独な生活を送るのだろうか。

そんな不安が常に頭をよぎっていました。

国際結婚を断念した理由④|ドイツの気候とメンタルへの影響

そして意外と大きかったのが、ドイツの気候です。

緯度が高いため冬がとても長く、マイナス10度も珍しくない。さらに冬の間は太陽がほとんど顔を出さず、毎日がどんよりと暗いまま。

日本では当たり前に浴びていた太陽の光が、これほど人の心に影響を与えるのかと実感しました。長い曇り空の下にいると、自然と気持ちが沈んでしまうのです。

国際結婚で悩む方へ|私が20代で出した結論と今思うこと

以上が、20代のの私が「国際結婚に踏み出せなかった理由」です。

彼とは5年近く交際し、うち1年は一緒に暮らしました。結婚を経験した方ほどリアルではないかもしれませんが、それでも当時の私は未来を想像しすぎるあまり、悩みに悩んでついには喘息を発症し、息ができなくなってしまうほど追い詰められていました。

彼のことは大好きだったけど、「国際結婚はできない」と感じて別れ、その後は地獄の婚活期に突入…

そして40歳になった今、再びドイツ人の彼氏ができても「ドイツに住む」という選択肢はモテない自分がいます。

だからこそ、20代のあの決断は間違っていなかったと思えるのです。

あなたは国際結婚についてどう思いますか?今国際結婚を迷っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。


🌸20代で付き合ったドイツ人の出会いと別れはこちら🌸

20代で始まった国際恋愛:ドイツ人彼氏とのきっかけはタンデムパートナー

こんにちは。ドイツ人彼氏と遠距離恋愛中のアラフォー、香月ひなこです。

国際恋愛に興味はあるけど、みんなどうやって付き合いが始まったの?そう考えることはありませんか?

前回の記事では、私が20代の頃にお付き合いをしていたドイツ人彼氏との出会いまでをご紹介しました。

今回の記事では、その出会いから、お付き合いが始まるまでの流れをご紹介したいと思います。

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前回までのあらすじ

ドイツへ語学留学中に友人に誘われて参加した大学のパーティー。
返ろうと駅へ向かったその時、遅れてやってきた一人のドイツ人男性が——

➡️前回の記事は→こちら

ドイツ人彼氏と出会ったパーティーでの出来事

終電で帰るつもりだった私ですが、
「始発まで残ろうよ!」という雰囲気に流されて気づけば朝まで会場にいることになりました。

そして次回も集まろうという話になり、当時流行していたmixiアカウントを交換しました。
(彼も日本学を学んでいたので、しっかりアカウントを持っていました。mixi懐かしい!)

国際恋愛のきっかけは「タンデムパートナー」

その後は彼らの仲間に混ぜてもらうようになり、カラオケやディスコなど一緒に行くようになりました。

日本だと「知らない人が飲み会にいる」と少し構えてしまいますが、
ドイツのパーティーは参加者が友達やパートナーをどんどん連れてくるスタイル。
その上彼らはみんな日本語を勉強していたので、自然に輪に入ることができました。

こうして頻繁に顔を合わせるようになった私たち。そしてある日、彼からこんな提案がありました。

「ねぇひなちゃん、僕たちタンデム—パートナーにならない?」

タンデムパートナーとは?

母語の違う2人が、お互いに言語を教え合いながら勉強する関係のこと。日本語を学ぶ彼と、ドイツ語を学ぶ私にとっては理想的な仕組みでした。

国際恋愛の始まり:曖昧な関係に友人からの言葉

こうしてグループで会うことに加え、タンデム—パートナーとして二人で会うことが増えた私たち。

もうこの時点ではお互い意識していて、彼からも好意を感じていたし、私も彼に好意を持っている状況でした。

でも彼からのアプローチは一切なく…

「これって本当にただのタンデムパートナー?それとも…?」と、モヤモヤする日々が続きました。

しかしそんな私たちの状況を見かねて、日本人の友達が突然質問をしてきたのです。

「ねぇ、ひなこ彼と付き合ってるの?ひなこは彼のこと好きなの?」

彼も近くにいたのですが、日本語での会話だったのでわからないだろうと思い、「さぁわからない」と答えた私。でも実は彼、全部理解していました。

その日、彼からメールが届いたのです。

「ひなこ、怒ってるの?」

あっ、あの会話、理解してたんだ!っていうか怒ってるんじゃなくてあなたの態度がはっきりしないからでしょ~!じゃあちょっと、集合ね!

と彼を呼び出し、お互い気持ちがあることを確認することに成功。ここから5年弱ほどにわたるお付き合いが始まったのでした…

まとめ

こうして20代の私の国際恋愛がスタートしました。ドイツは日本と違って「お付き合いしましょう」と告白する文化がないと聞きます。
もしかすると曖昧に感じていた彼の態度は、その文化の違いが原因だったのかもしれません。

ほとんどの20代を彼と過ごしたので、
もし彼と出会わなければ今頃普通に日本人と結婚していたかしら…という気持ちがしないでもないですが、今では良い思い出となっています。

次回は、20代のひなこが国際結婚をあきらめた理由についてお話したいと考えています。お楽しみに!

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💔ドイツ人彼氏と別れた理由💔

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20代で始まった国際恋愛:出会いのきっかけは友人と行ったパーティーだった

こんにちは、ドイツ人彼氏と国際恋愛中のアラフォー、香月ひなこです。

国際恋愛には興味があるけど、みんなどこで出会っているの…?
「留学?マッチングアプリ?旅行先?」そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は私自身、20代の頃と40代の今とで、2回ドイツ人の方とお付き合いをした経験があります。

私が運営しているX(Twitter)に質問箱を設置しているのですが、ドイツ人彼氏とどこで知り合ったの?という質問が送られてくることが多くあります。

いつか現在の彼氏、ドイくんのこともお話したいなと思っているのですが、
今回はそのうち、20代の頃に出会ったドイツ人彼氏との出会いのきっかけをお話しします。

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ドイツ留学で国際恋愛のきっかけをつかんだ話

22歳で順調に日本の大学を卒業した私だったのですが、内定をもらった会社が少し変わっていて入社時期を選ぶことができました。

せっかくなので入社時期を10か月ほどずらし、子供の頃に住んだことがあるドイツへ大学卒業後に語学留学をすることにしたことが全ての始まりでした。

きっとこの決断がなければ、私の人生は大きく変わっていただろうなと思います…!

昔家族と住んでいたとはいえ、大人になってから一人で行く初めてのドイツ。期待と、少しの不安を胸にドイツに向かいました。

日本人コミュニティーを通じて出会ったドイツ人彼氏

ドイツで語学学校に通い始めたのですが、その語学学校には日本人の学生もたくさんいました。やっぱりドイツにいるとはいえ、日本人と仲良くなってしまうんですよね。

日本人と交流をする中で知り合ったのが、ドイツの日本人向けの美容室で働く美容師さんでした。

美容師さんには当時ドイツ人の彼女がいて、彼女は現地の大学で日本学を専攻していました。
そのつながりから、彼女が通う大学で開かれるパーティーに私も誘ってもらえることになったのです。

その大学には日本語学科があり、日本語を勉強している学生さんたちが学期終わりに大学でパーティーをするとのこと。

「これはドイツ人の学生と交流できるチャンスかも!」と思い、参加することにしました。

国際恋愛の始まり:大学でのパーティへ

パーティに行ってみると、「え、ここ本当に大学!?」と驚くくらい、パーティ会場になっていました。

鳴り響くクラブミュージック、踊り狂うドイツ人たち…

内心「私浮いてないかな?」とドキドキしながらも、美容師さんの彼女を紹介され、彼女の友人たちも合流し、楽しい時間を過ごしました。

終電の時間も近くなったし、そろそろ帰ろうか——そう考えていた時、グループにいた一人が叫びました。

「おーい、こっちだよこっち!」

その方向を見ると、金髪碧眼の大学生の男性が立っていました。これが私と彼との出会いでした。

まとめ

以上が、20代に付き合っていたドイツ人彼氏との出会いです。

留学するとつい日本人とばかりつながって今うことありますよね。
でもそのつながりがきっかけで、現地の学生や外国人と知り合うことも多いんです。

私にとっても、日本人コミュニティを経由したからこそ、ドイツ人彼氏との出会いがありました。

「国際恋愛ってどこで始まるんだろう?」と思っている方は、身近なつながりを大事にしてみると、新しい出会いが待っているかもしれません。

次回の更新では、彼とひなこが、どうして付き合うことになったのか?についてお話したいと思います。お楽しみに!

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国際恋愛の落とし穴!文化の違いで大喧嘩…ドイツ人彼氏は空気を読まない?

こんにちは。遠距離国際恋愛中の香月ひなこです。

前回の記事では、彼氏のドイくんと、愛犬イヌ子と一緒に北海道旅行をした記事を紹介しました!この旅行とっても楽しい思い出が作れたのですが、実は最終日、帰宅する日にひなことドイくんが大喧嘩をしたのです!

そこで今回は、国際カップルあるある!?文化の違いで喧嘩になった原因と、ひなこ流の仲直りの方法についてご紹介します。

国際恋愛で初めての大喧嘩

北海道旅行の最終日、雲行きが怪しくなる

実は喧嘩の予兆は、北海道からの帰りのフェリーに乗船時から始まっていました…(さんふらわあ ふらの乗船レポはこちら

はぁ~船室が狭いし…早く着かないかな…

フェリーの中でつまらなそうにするドイくん。せっかくの旅行なんだからもっと楽しそうにしてくれればいいのに!そう思いながらドイくんの発言を流していました。
(一応補足しておくと北海道滞在中はとっても楽しそうにしていました!ドイくんにはフェリー旅は向かなかったみたいです。ひなこ的にはフェリー旅とても楽しかったけど)

以前からこういう文句が多いな~と思ってたんです。せっかく楽しい時間を過ごしているのに、どうしてそんなに文句を言うの?そう思っていました。

駅の一言で私の堪忍袋の緒が切れた

そしてついに、我慢の限界が訪れていまうのです。それはフェリーを降りて、駅で切符を買うために窓口に並んでいた時のこと。

ねぇ!見てよ!あそこの窓口の人、あんなに時間がかかってる!こっちの窓口の人よりも、絶対遅いから!!!

それを聞いて、ひなこのイライラが爆発してしまいました!

ねえ!!なんでそんなに文句ばっかり言うの!??あなたがそんなに文句言ったって、状況は何も変わらないから!!!せっかく楽しかった気分が台無しだよ!!!

ドイツ語で喧嘩するものだから、列に並んでいる人たちから注目の的です!

そして私たちはせっかくの楽しい旅行の最後、重苦しい雰囲気のまま帰路につくことになりました。

仲直りの方法 | 文句じゃなくてスモールトーク?

帰宅後、ひなこは思っていたことをドイくんに伝えました。せっかく楽しい気持ちだったのに文句を言われて嫌だったこと。窓口の人はただ仕事を一生懸命していただけなのに、悪く言っているようで嫌だったこと。

ドイツではこれはスモールトークだよ…何が気に障るのかよくわからないけど、ひなこの機嫌を損ねたくないから気を付けるよ

えーっ、スモールトークなの…!?文句言っているようにしか聞こえなかったけど…とは思いましたが、言いたいことを言ってすっきりしたのと、これ以上重苦しい空気を継続したいわけではなかったので仲直りすることにしました。

喧嘩の原因は文化の違いだった!

日本人の「空気を読む」文化

日本では相手の気持ちや場の雰囲気を察して、発言を控えることが美徳とされています。
「空気を乱さないことが大事」なので、ネガティブな気持ちを口に出す人がいると嫌な気持ちになることも。

ドイツ人の「はっきり言う」文化

一方ドイツでは、思ったことを口にすることが正直でよいこととされています。相手の感情を読むより、自分の意見を伝える教育を受けて育つそうです。

違いを知ればイライラも減る?

日本人からすると「文句が多い」と感じる発言も、ドイツ人にとってはただの会話。そう考えると仕方ないか~!と思えてしまうの、不思議ですよね。

まとめ:文化の違いを知って歩み寄ろう!

今回のことで学んだことは、相手の文化を知る大切さです。地球の裏側で生まれ育ったふたりなのですから、考え方の違いがあって当たり前です。

もしこれが日本人だったら、どうしてわかってくれないの?と更にイライラしてしまったかもしれませんが、「まあ文化が違うんだから仕方ないか」と思えるのも外国人彼氏のいい所かもしれません。

とはいえ相手の文化を全て受け入れる必要はないと思っています。恐らくひなことドイくん、これからも同じような喧嘩をしてしまう気がします。

でもその度に何が嫌だったのか、どうしてそう思うのか、きちんと相手に伝えることでお互いが少しずつりかいできるはず。

国際恋愛は、喧嘩も相手の文化を知るという学びになる機会になるのかもしれません。


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